10日間にわたった中国最高権力機構である全国人民代表大会の第二回会議は14日北京で閉幕しました。
全人代常務委員会の呉邦国委員長は閉幕式で挨拶し、「今回会議では民主が高く掲げられ、法に基づき運営され、政府活動報告などの重要報告の審議承認、憲法改正草案など各項目の議事日程の審議採択が円満に完了した」と表明しました。
閉幕前に、大会は憲法改正草案を表決によって採択しました。改正後の憲法は「三つの代表」という重要な思想を中国の国家政治と社会生活の指導思想として確立し、「公民の合法的な私有財産が侵犯されてはならない」、「国家は法律に基づいて公民の私有財産権と相続権を保護する」、「国家は人権を尊重し、保障しなければならない」、「国家は非公有制経済の発展を奨励、支持、導く」などの内容が新たに盛り込まれました。
閉幕式で、会議に参加した2900人あまりの代表たちは国民経済と社会発展計画報告、予算報告、全人代常務委員会活動報告、最高人民裁判所活動報告と最高人民検察院活動報告などを採択しました。
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