開会中の中国全国人民代表大会で6日発表された二つの報告で、経済発展のリスクを減らし、国民経済の持続的かつ健全な発展と社会の進歩を図るため、今年、多くの政策が実施されることが分かりました。

この二つの報告は、「2004年度国民経済と社会発展草案報告」と「予算草案報告」です。

それによりますと、経済発展に伴うリスクを減らすため、中央政府が今年実施する政策には、赤字規模をさらに拡大せずに去年と同じレベルにする上、国内総生産に占める割合を去年より減らすこと;引き続き国債の発行額を削減すること;固定資産への投資規模に一定の制限をかけることなどが盛り込まれています。

この二つの報告では、今年、農民の1人当たりの平均純収入を去年より5％増加させること;軍隊の防衛作戦能力を高めるために、国防支出を去年より11.6％増やすことなどの重要な情報が見られます。

この二つの報告は、6日、審議に付され、14日に採決される見通しです。（03/06）