中国外務省の章啓月スポークスマンは、17日北京での記者会見で、「朝鮮半島の平和と安定維持と非核化確保に有利なすべての措置と努力を中国側は支持し、その実現に努めていく」と表明しました。
章啓月スポークスマンは、その際、「関係各側が柔軟で開放的姿勢を保つよう要求し、また会期を明確にしないよう希望していることを踏まえ、いまのところ、朝鮮半島の核問題を巡る二回目の六ヶ国協議の会期は未確定である。会期は主に協議の進行状況によって決まる。いま、関係各側は、いずれも柔軟で実務的な態度を示し、今回協議で実質的問題について協議したいと願っていることから、中国はこのために真剣に準備作業を行なっている。中国側は、今度の協議が実質的討議という段階に入るよう期待しており、このために努力している」と述べました。
章啓月スポークスマンは、アメリカ海軍の揚陸指揮艦「ブルーリッジ」号の上海港訪問は、北京での六ヶ国協議とは関係ないと述べました。
章啓月スポークスマンは更に、中国公民の正当な利益を保証するようロシア当局に求める中国側の態度を示しました。
これはモスクワ南郊にあるべミラ取引市場で、2月10日、ロシア内務省の警察が抜き打ち検査という名目で、一部中国商人の品物を押収したことを受け、章啓月スポークスマンが記者の質問に答えて語ったもので、章啓月スポークスマンはこのことについて、中国ロシア間の貿易の形成は歴史的原因があり、ロシア側がこの要素を考慮し、両国関係発展という大局から考慮し、押収した品物を持ち主に返還し、中国公民の正当な権益を保障するよう希望する」と語りました。
この他、章啓月スポークスマンは、中国の温家宝首相の招きに応じ、デンマークのアナス・フォー・ラムソン首相が、2月の24日から28日にかめて中国を実務訪問すると発表しました。(02/13)
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