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広東行ーー改革開放の最前線(4)
   2008-11-29 17:51:38    cri

 広東省の省都、広州は2000年以上の歴史を持つ大都市だ。秦の始皇帝の時代に、すでに広州の呼び名があったという。人口は1000万人超。またの名を羊城という。市内の越秀公園を訪ねると、五匹の羊の彫刻が建っている。何でも五人の仙人が福や富を持ち、羊に乗ってこの地に降り立ったそうだ。中国の人は竜とか虎に思いを託すのかと思っていたので、なんとも可愛らしいエピソードではある。

 古い時代の広州の雰囲気を味わいたくて、歩行者天国になっている商店街を訪ねた。街の名をとって、「上下九歩行街」。全長1200メートル、80年代に全国文明商業街の一つに選ばれ、90年代には「ニセ物は一切扱わない」と宣言して、信用を得てきた。

 衣料品やクツなどファッション日用品を扱う店が多い。ぶらぶら歩いていると、行列ができている店があった。しかも、並んでいるのは中年以上の婦人が目立つ。人ごみをかき分けて覗いて見ると、皇上皇という食料品を扱う店だった。特にソーセージが有名で、1935年創業の老舗だった。「並んでもここで買う価値はあるよ。商品は安全だし、安売りセールもやっている」と78歳になるおばあさんは顔をほころばせた。

 

 皇上皇の副工場長の陳耀さんは、「国もメーカーもみんなが食品の安全を気にかける時代になった。うちは安心できる製品を供給したい」と語る。

 この店の先を曲がったところには、広州酒家というやはり古いレストランがあった。広東人の大好きな飲茶のため、これまた行列ができている。地元の人によると、朝と昼ごはんを兼ねて、おしゃべりを楽しみながら、料理に舌鼓を打つのだという。穏やかな時の流れだ。

 きびきびした従業員の動きと笑顔。それに安いとくれば、このレストランに何度も足を運びたくなるだろう。「小さいころから母に連れられてきたのが初めて。ずっと来ているよ」と話してくれたのは、60歳過ぎのおばさん。四人の合い席だったので、「友達ですか」と聞いたらなんと「初めて会ったのさ。ここで友達になるんだよ」

 1日の客は2~3万人。どこがそんなに支持されるのだろう。「何といっても一流のサービスと質。そして安全を提供します」と安全主任の夏衛棉さんは力強くいう。週に一回は安全のためのミーティングを行っている。そして、来年には株式の上場予定という。

 改革開放の新時代。古い店は信頼を背負って新たな道を歩む。 (文:吉田 明)

                       

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