日本語を専攻にした多くの学生が、最初に持つ夢…。
それは、日本人のアナウンサーのように、きれいな発音、そして美しい声で日本語を話すことです。多くの学生たちは、その目標を達成するために、毎朝早く起きては外に出て、教科書の朗読を繰り返します。私は、そんな学生たちのひたむきな姿を、この7年間、ずっと見てきました。
しかし、これまでアナウンスコンテストのようなものは一度も開かれたことがありません。非常に残念なことだと、半ばあきらめていましたが、今回、中国国際放送局が全面的にバックアップしてくださったお陰で、学生たちの長年の夢が、とうとう実現しました。
今回は、北京市内17大学27名の代表が応募してくれましたが、その中から、リスナーのみなさんによるインターネット投票と、CRIアナウンサーによる評価によって、決勝戦に進出する9名の学生が選ばれます。
今回は第1回ということで、北京市大学生大会となりましたが、次回からは規模を全国に広げ、出場者も中学生から社会人まで、幅広く募集をかける予定です。次回はあなたも参加できますから、ぜひ1分間のニュース原稿を流暢に読んで、アナウンスコンテストに応募してください。
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笈川幸司 38歳 日本大学卒業
現在、清華大学人文社会学院に在籍。
国会議員秘書、東京での漫才師を経て、01年、北京市内で日本語教師となる。
現在は、「発音、会話の秘訣」「極秘の教科書」をテーマに、25大学50回の講演を行っている。
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