オリンピックと言えば、競技場や選手たちの姿をまず思い出しますが、大会の成否を左右する縁の下の力持ち、ボランティアの人たちの存在が忘れられません。
「ボランティアの笑顔は北京の『名刺』」です。このキャッチコピーは北京の至る所で見られます。北京オリンピックやパラリンピックを迎えるため、競技会場で働く「大会ボランティア」は約10万人、550ヶ所の街角ボランティアサービスステーションで働く「都市ボランティア」は40万人、北京の至るところで大会にサービスを提供する「社会ボランティア」は100万人に及びます。
北京の街角に、青と白のボックスはとても目立ちます。これは都市ボランティアのサービスステーションで、オリンピック競技場、交通、天気など、さまざまな情報を問い合わせることが出来ます。また、一部のサービスステーションでは、通訳や緊急医療救助のサービスも提供できます。
「私たち都市ボランティアは6月20日から9月20日までの3ヶ月間、北京市民や世界各地からの人々にサービスを提供します。北京の夏に街角で働くのは、本当に暑くて疲れますけど、私たちの笑顔を見て、人々が少しでも安心感や涼しさが感じられるなら、いくら汗を流しても嬉しいです」
オリンピックになくてはならない存在のボランティアたち、彼らの笑顔は世界共通の言葉でしょう。(Lin)
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