北京の隣に、天津という港町があります。天津は昔から、北京にもっとも近い海の窓口として重要な役割を果たしてきました。現在は北京・天津経済圏が構築され、北京という大都市を支えています。
そうしたなか、北京ー天津間の交通がますます便利になっています。特に、北京オリンピックのサッカーの予選などが天津で行われることから、北京と天津の距離がグンと縮まっています。
北京と天津を結ぶ代表的な交通機関と言えば、「都市間快速鉄道」があります。去年からは特急列車の運行が始まり、片道1時間での移動が可能になっています。また、今月1日には、新型特急列車のテスト走行が行われました。最高時速は世界記録の394.8キロ、北京ー天津間を30分で結びます。1ヶ月間にわたってテスト走行を実施し、8月1日から正式運行となる予定です。この新型特急列車の料金は3ランクあり、いずれも100元(1500円)以下となる見込みです。また、ラッシュ時は3分に1本発車するとのことで、交通が非常に便利となります。この新型特急列車の登場で、天津への旅がさらに快適になるでしょう。
「今週のワンポイント」のコーナーは、特別シリーズ番組「美しい広西」の再放送です。今週は、シリーズ2回目「『白頭葉猿』のふるさとへ」をお送りします。
「旅インフォメーション」のコーナーでは、中国での旅に役立つ情報を3本お届けします。(担当:任春生)
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