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「中国国際放送開局60周年記念行事」参加者、四川大地震に義捐金
   2008-05-28 17:32:42    cri

 中国国際放送局で日本語の専門家として、3年間勤務した坂東弘美さん(1999-2002年、名古屋在住)は、地震が発生した後、ブログで関連情報を掲載していたことがきっかけで、周りの方々から募金に関する問い合わせが数多く入ったと言います。

      

 こうした中、坂東さんはCRI日本語のスタッフを通して、5月24日に北京で中国国際放送局が主催するチャリティー公演が開かれることを聞きました。坂東さんは友人の羽場喜美子さん(名古屋在住)、歌手のまのあけみさん(福岡県うきは市在住)とともに、さっそく義捐金の募金活動に乗り出しました。募金活動は6月まで続きますが、5月24日までに寄せられた第一陣の義捐金として10万円をチャリティー公演の会場に届けました。また、25日、まのあけみさんは地元のうきは市で慈善バザー(写真。青いシャツにめがねの方がまのさん)を開き、現在までに合計12万円以上が集まりました。

 義捐金募金活動の発起人でもある羽場喜美子さん(音楽教師、名古屋市津島吉祥寺執事)によりますと、今回の募金は主として、2001年の中国国際放送開局60周年記念行事に参加した歌手・まのあけみさんとまのさんに同行した方たちに対して呼びかけたものです。

    

 電話取材に応じた羽場喜美子さんは、「募金に応じてくださった複数の方から、意外にも、『声をかけてくれて、ありがとう!』とお礼を言われました。こんなことは、今までで初めてのことです。7年前の訪問で中国と縁が出来たので、みな、自分でも何かをしたいとずっと思っていたようです。きっかけを提供してくれてありがとうと言ってくださったのです」、と心に残る話をしてくれました。

 以下は羽場さんと坂東さんに寄せられた皆さんからのメッセージです(敬称略)。

■ 羽場喜美子(吉祥寺執事・音楽講師)

 日本国民の税金から、5億円「四川大地震被災地支援金」を出しているので、もう良いのではないか、という考え方もあります。でも私は、中国と言うと、7年前、一緒に大きな企画を、力を合わせて下さった方達の顔が浮かびます。やっぱり何かせずにはいられません。自分の出来る範囲で何かをー。

■真野明美(歌手)

 被災された方々へ心からお見舞い申し上げます。

 地震国日本、皆さんの姿は、私達の明日の姿です。私の住んでいる町で、同じ思いの人達で、まずは出来ることからスタートさせました。皆さんのことを、私達はいつも思っています。

■加藤貞子(手話通訳)

「被災された中国の皆さんへ」

 未曾有の大地震をニュースで知り、テレビの画面を見て驚き、あまりの悲惨さに、言葉も出ず、涙が流れました。そんな大変な状態の中で、自分の子どもでない赤ちゃんに母乳をあげる人や、自分が子どもを亡くしているのに、他の人を気遣う人。深く感銘を受けました。

 私の大好きな中国、中国の皆さんがいつもの明るさを取り戻せる日を心よりお祈り申し上げております。

■長谷川実彰(大智院・吉祥寺住職)

 生きて行くと言う事を大切にしよう!皆で手を取り合って、命大事に仲良く生きて行こう!

■服部美恵子(名古屋市民)

 2001年「中国国際放送開局60周年記念」行事で、北京旅行をして以来、中国はとても身近な国となりました。「困った時はお互い様(共に助け合いましょう)」です。ミルクや、テントを贈る事で、被災者の方々が、少しでも元気になれればと願っています。

■木村富雄(会社員)

へこたれずに、頑張って下さい。

■小山初子(沖縄出身・保育園栄養士)

身近で中国文化を感じて育ちました。他人事ではありません。どうか助け合って生きのびてほしい。

■なぎの恵子(81才の母)

 真野明美さんと、「中国国際放送局開局60周年記念」の行事に参加してから7年。あの時は、大変お世話になりました。普通のツアーと違って意義があり、そして 楽しかったです。

 テレビで被災地の様子を見る度に、涙が出ます。微力ではありますが、お役立て下さい。

■田村三江子(2才の子を持つ母)

 中国の持つパワーで、頑張って下さい。

■中野見夫(浄土宗・観音寺住職)

 地震国日本から、被災者の皆様へ声援を送ります。

■丹羽照美(ベビー・ルーム経営)

 募金の連絡ありがとうございます。

 世界中、色々な悲しい事が多すぎて、これからどうなるんだろうと・・・。私に出来ることは、まわりの友人達と話し合い、1歩ずつ前進することーー。

■高橋雪枝さん(東京都市民)

 この度の大地震、心からのお見舞いを申し上げます。何の前触れもなく大地が怒り狂い、そこに住む人々の生活、生涯をめちゃめちゃに破壊した地震という自然災害の凄まじさ。亡くなられた方、被害に遭われた方達を思いますと、本当に悲しく、胸が痛みます 。

 住んでいる国など関係ありません。私達は同じ地球に住む仲間、同じ時代を生きる仲間です。平穏な生活を維持できている人間は、甚大な被害に遭われている人達に手を差し伸べましょう。悲嘆に暮れている人達のことを思いましょう。地球人として、仲間の悲しみを共有しましょう。何かのお役に立ちたい、でもどうしたら良いか術がない者には募金と言う場を作って下さった事に感謝します。

■坂東弘美さん(名古屋市在住)

 胡錦濤国家主席の来日で、両国の庭にやっと太陽の光が射し込み始め次に北京オリンピックが成功したら、地球もどんなに元気になるだろうと思っていた矢先の四川大地震。

 犠牲者の皆様に心からの哀悼を捧げ、想像を絶する苦難に遭遇されている中国の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 私は国際放送局で専門家として働いていた者として、当然の義捐金のポスト役です。在職中も帰国後も何度も大勢の友人を連れ、貴局を訪れ、見学はもちろん、交流会やコンサートを温かく開いていただきました。SARS禍の時も、北京のメディアの方と手をとり合って、悲しみを共有させて頂き、お互いの国の市民同士が肌で触れ合える貴重な時間の共有の日々でした。心から嬉しく思い、感謝しています。

 オリンピックの聖火リレーにからみ、中国の民族問題は日本でおおいに報道されています。話し合いを辛抱強く重ねて、非暴力で平和的に解決できることを祈っています。

 中国の皆さんも、どんなにか、オリンピックの平穏な開幕を待ち焦がれていらっしゃることでしょう。突然の今回の被災に関しては、日本人の全ては貴国に同情し、一刻も早い復興を願っています。

 ただ、もっと早く救急隊の援助を受け付けてくださっていたら救助犬の活躍も生きたでしょうし、最新鋭の機器も生かされたと思います。医療チームも、もっとひどい被災地の生々しい現場で働くつもりで装備して行ったのですが、中国側の現場の判断とのすり合わせに時間がかかってしまったようです。ともかく、かけつけた救急チームが、中国の皆さんの期待を担って頑張っていることは 私たち日本人にとっても、とても嬉しいことです。

 これからもお互いに助け、助けられたりの未来があると思います。今後、同時代に同じ地球に住む家族として、お互いの国のやり方、考え方を知り、すりあわせ、助け合い、良い結果を生む方法を見出していく努力を、根気良く重ねていくことが最も大切なことだと思います。誤解はあるのが当然だと思っています。それがふれあいの第一歩でしょう。痛みを乗り越えあって、初めて「そうだったのか…思い込みもあったんだなぁ…」という理解の路に入っていけるのだと思います。

 いつかきっと思い合うことの相乗効果で、素晴らしい日中関係が得られると信じています。中国の皆さんのネット上の書き込みで、反日色が薄れているそうですが、これも、悲劇の犠牲に立ってのことですが、とても明るい話題です。

 「お互い様」という親しい関係を、悲喜交々の中から築いていけたらいいなと思いながら私は「国家」という概念でなく、「市民」という温かみのある両国の人々をイメージしてささやかな活動ですが、6月も募金を続けようと思っています。

 皆さんもお疲れが出る頃ではないでしょうか。

 どうか健康に気をつけられ、復興に頑張ってください。

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