5月12日午後2時28分、中国の四川省でマグニチュード8の大地震が発生しました。20日午後6時までの統計によりますと、この大地震による死者は40075人、負傷者は245108人にのぼっています。また、19日正午までの統計によりますと、入院した人の数は累計52934人で、そのうち7979人はすでに退院しましたが、入院先で亡くなった人も3304人出ているということです。
これに伴い中国政府は、犠牲者に深い哀悼の意を表すため、5月19日から21日までを「全国哀悼の日」と定めました。
19日は、地震が発生した午後2時28分に、全国で3分間の黙祷が捧げられました。また、期間中は全国ならびに海外の駐在機構で半旗が掲げられたほか、映画の上映など娯楽活動が自粛されました。北京オリンピックの聖火リレーも3日間中止されることになりました。
被災地では日中30度まで気温が上がり、被災者の皆さんの体調などが心配されていますが、現在、医療・衛生部門、軍隊、海外からの救助チームなどにより、救助活動が続けられています。また、国内外では募金活動が行われ、支援団体などを通じて四川省に送られています。
「今週のワンポイント」のコーナーでは、中国西南部の貴州省にあるトン族の村の様子についてお伝えします。
今週の「旅インフォメーション」のコーナーでは、観光ニュースを4本お届けします。(担当:任春生)
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