4月中旬は五輪テスト大会の『黄金週間』。そのラストを飾る競技はバスケットボールです。
中国でもサッカーと並んで人気を誇り、プロリーグも非常に盛ん。ヤオミンやイ・ジエンレンをNBAに輩出した男子バスケが有名ですが、女子のほうもアジアではトップレベルです。今大会は、その女子の国際招待試合。6月に五輪最終予選を控える日本は出場していませんが、米国、キューバ、オーストラリア、韓国、ニュージーランドに開催国の中国を加えた6カ国が総当りで戦います。
すでに19日(土曜日)から始まり、休養日を一日挟んで、23日は大会4日目。3日までは中国が3戦全勝で首位。2位にアメリカがつけているという状況です。
女子バスケ日本代表が夏、コートに立つ"かもしれない"この「北京五輪バスケットボール館」は北京の西側、「ウークーソン」にあります。あの野球の星野JAPANが戦う五輪野球場に隣接しており、全体が黄土色の直方体で、縦の筋が細かく入った独特のデザインが特徴です。
地下3階、地上4階建てで、18000人収容。場内中央にはカラーのLEDディスプレーが置かれており、どの角度からも、迫力ある中継映像を楽しむことができます。また座席も、他の競技場の硬いプラスチック製の椅子と異なり、フワフワとしていて「プチ豪華」な感じです。
場内のデザインは米NBAのノウハウが生かされているそう。そういえば、試合の運営、流れるBGM、アナウンスなど、いずれもNBA的な雰囲気が漂います。
いずれにしても、一言で言えば『豪華』なスタジアムです。五輪後は大型の室内大会やコンサートなどに使われることになっていますが、基本的にはバスケットボール専用スタジアム。中国はバスケットが超人気スポーツで、ヤオミンがいないNBAも連日テレビ中継されているお国柄。中国バスケはすでにアジアではトップレベルですが、五輪を機に、米国に次ぐ世界のバスケ王国に成長しようとしていて、その本拠地としてはふさわしい競技場ともいえるでしょう。
今日、中国はキューバと戦い、66ー58で圧勝。これにより全勝で、24日の米国戦を迎えることになります。
本番は今年8月。日本代表は、スペインで6月に行われる最終予選を勝ち抜いて、このコートに立つことができるのでしょうか。
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