世界の映画界を率いる監督たちは北京五輪を世界にどう伝えるのか・・・2月28日、5人の世界的に著名な監督が手がけた5分間の「北京都市プロモーションビデオ」が中国中央テレビ局で初放送されました。その後、インターネットやデジタルテレビ、国内線と国際線の航空便などで、全世界に向け、公開されます。これらの監督は、作品の中で、それぞれ独自でテーマを決め、北京の魅力を全世界に伝えようとしています。

　「ビジョンペキン・国際監督の撮った北京」と題した今回のイベントは、北京市政府新聞弁公室、北京市対外文化交流協会などが主催するもので、全世界の著名な映画監督を招き、2008年オリンピックに取り組む北京のためにプロモーションビデオを作ってもらおうという企画です。

　600日間の撮影期間を経て、作品は出来上がりました。今回の試みには、中国香港の劉偉強(アンドリュー・ラウ)監督、イランのマジード・マジーディー監督、イギリスのダリル・グッドリッチ監督などが参加しました。

　5つの映像のテーマはそれぞれ、『重聚』（再会）、『飛揚的五輪』（躍動している五輪）、『北京印象』（北京イメージ）、『信念的力量』（信念の力）、『品味北京』（北京を味わおう）となっています。

　自らの作品について2人の外国人監督はいずれも、「これまで、映画作品を通じて、中国人というものを知った。たった5分間で、5000年もの歴史を持つ国の首都を表現するのは非常に難しかった」と語りました。一方、香港の劉偉強監督は、「北京の"食"が一番印象深いので、これをテーマにした」と話しています。

　「ビジョンペキン・国際監督の撮った北京」の5つの映像のプレミアム上映は28日、中央テレビ局で行われ、中央テレビ局、北京テレビ局などの国内放送局及び、イタリア、フランス、イランなどの国の国営テレビ局、さらにフランス航空、中国国際航空の機内放送や映画館、デジタルテレビなどを通じて、全世界に向けて放送されることになります。（翻訳：Hiroshi）