オリンピックを形づくるイメージの一部で、道路案内システム、施設内外の標識や装飾、会場案内などに使用されます。テレビ中継やCM、商品開発などにも使用され、人々の「北京五輪体験」に彩りを添える存在ともなります。会場の景観を形づくる重要な構成要素であると同時に、案内役としての機能もあり、さらにはオリンピック理念や開催国の文化を表現する重要な役割も果たします。
2005年3年、北京オリンピック組織委員会は、デザインチームを結成して、競技のシンボルマークのデザイン募集を始めました。その期間中、設計の専門家、芸術家、アスリートの提案を汲みいれて、「篆書の美」と名づけられたデザイン案が北京五輪組織委により認可されました。2006年4月末まで、28競技の国際連盟がそれぞれ案を認可し、6月にIOC・国際オリンピック組織委員会はそれを正式に決めました。
北京五輪の競技シンボルマークは、陸上、水泳、サッカーなど35競技の図案からなります。漢字の古い書体である篆書(てんしょ)や甲骨文、金文の筆画をイメージしながら、現代風にアレンジしてあり、識別しやすく、覚えやすく、使いやすいなどの要求を満たしています。鮮やかな黒と白が鮮明なコントラスをなし、スポーツらしい動きと、優美なイメージを表現し、「形」と「意」がバランスよく融合しています。
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