このほど、就職、求人情報などを提供する中国英才ネットは北京、天津、上海、珠江デルタ地帯及び東南沿海部、東北地区、西部地区、中部地区の合わせて5000人の会社員に「会社の有給休暇を取得したか」というアンケート調査を行いました。
中国では、職場によって、また、勤める年数によって毎年の有給休暇の日数が異なります。今回のアンケートの結果を見ると、休暇を取る主な目的は仕事でたまったストレスの解消のためだと答えた人が27%を超え、トップに立っています。また、休み中に何をするのかという質問に対して、一番多い答えは家で休むというもので、31.5%を占めています。
アンケートを答えた多くの人は、自分をリセットしたり、家庭や友達などの人間関係を考えたりするために有給休暇を取るとしています。これは、サラリーマンやOLが普段の仕事の中でストレスをため、それが個人の生活にも影響を及ぼしていることを物語っています。
日本人がよく働くことは世界でも有名ですが、最近は、中国のサラリーマンやOLでもそういう傾向があるようです。今回の調査では、全体の32%の人が多くの有給休暇を仕事に費やせざるを得なかったことがわかりました。さらに、会社に有給休暇がないと答えた人は10%いました。また、現在の休暇制度に満足するか、という質問に対して、58.6%の人は満足しないと答えました。
中国の新しい『労働契約法』は仕事時間と休暇についての項目を改めて付け加え、具体的な仕事時間や休暇などを明記しています。今後は、この法律を基に、企業は従業員の休暇取得を進めることになり、従業員が有給休暇制度から受ける満足度もより高まることでしょう。
(編集:東)
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