10月23日12時50分、日本を訪問する中国の高校生代表団が成田空港に到着しました。バスで宿泊先の「芝公園プリンスホテル」に向かう途中、空港、高速道路、ディズニーランド、東京湾、東京タワー、それにホテルなど、見るものすべてが生徒たちの話題になりました。

　高校一年生の董爽さんは、「空港が静なことにびっくりしました。中国では、大勢の人が集まるところでは、大声で話さないと相手の話すことが聞こえませんが、ここ成田空港では、大きな声がぜんぜん聞こえませんでした。自分の足音さえ聞こえるほどでした」と感動しました。

　高校二年生の高慶昆さんは、「ホテルに着いたら、ロビー係を含む従業員たちが、私たち一人一人を笑顔で迎えてくれました。意外でした。私たちが高校生だからといって、無愛想な対応をしなかったからです。お客さんの国籍や老若男女を問わず、優しくもてなすということですね。感心しました。緊張感が取れました」

　高校一年生のモク秋雨さんは、「ホテルのデザインに感心しました。高級ホテルだから、色が鮮やかで、豪華な装飾ではないかと想像していました。でも、部屋に入ると、ほっとしました。白や薄黄色などのような暖かい配色をしていて、家具もこぢんまりとしています。居心地がいいです。バスルームは、薄いピンクや黄色い花模様の壁紙が貼られて、とても癒されました。洗面器の下の空間は普通、そのままにしていますが、ここでは、小さなケースをつけていました。空間を有効に利用しているとともに、おしゃれな雰囲気を出しています。とても気に入っています。父がインテリアのデザインナーなので、帰ったら紹介しようと思っています」