海南省、福建省、吉林省、河南省、江西省、四川省から派遣された高校生と先生たち397人は日本政府の打ち出した「21世紀東アジア青少年交流活動」に参加するため、23日東京入りし、9日間にわたる日本訪問を行っています。
これらの高校生は各省のトップレベルの高校から選ばれた優秀な生徒たちです。しかし、生徒たちには忙しい学業に追われているため、大半の生徒は日本どころか、故郷を離れたことがありません。それに、日章学園(中日の共同出資による私立高校)と長春市外国語学校や河南外国語学校の生徒を除いて、ほとんどの生徒は日本語を習わず、英語を学んでいます。
日本訪問に先立って、生徒たちは北京で20日から22日まで3日間の合宿生活を過ごしました。その間、生徒たちは大学教授によるマナーの説明会、中国外務省の関係者による中日関係の経緯についての説明会に参加したり、訪問先の高校で演じる出し物のリハーサルをしたりしました。ハードスケジュールだったため、せっかく北京にいながら天安門広場一箇所だけを、バスに乗ったまま見学をしました。それも、中国駐在日本大使館による説明会が終わった後の夜8ごろのことでした。
中国の高校生たちは初めての日本訪問を期待しています。長春市の日章学園の董爽さんは、「日本へ行くことができて、すごくラッキーです。日本のドラマ『一リットルの涙』が大好きです。日本の高校生とたくさん交流したいです」と話しました。福建省の頼静偉さんは、日本語を全然話せませんが、「どきどきしています。日本のことをもっと知りたいです。そして、日本の高校生たちと、いろいろ話したいです」と話しました。
とはいっても、「日本のしきたりが全然分からないので、ホームステイの時、皆さんに迷惑をかけるかもしれません」と、心配している子も少なくありません。(文 朱丹陽、姜平)
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