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中国高校生長期招聘事業
   2007-10-23 16:07:18    cri

 最近、中日の間では、青少年世代の交流が盛んですが、中でも、日中交流センターが行なっている中日青少年交流事業が注目を集めています。

 日中交流センターは、独立行政法人国際交流基金が2006年に立ち上げた組織です。中日の青少年のより深い交流を実現させることを目的に、さまざまな事業を行なっています。そのなかのひとつが、今日ご紹介する「中国高校生長期招聘事業」です。

 中国の高校生に、約1年間、日本滞在の機会を提供し、日本での生活を通して日本の社会や文化を知ってもらうという事業です。これは、両国政府の合意に基づく初の事業でもあります。招聘事業を始めたきっかけについて、日中交流センター所長代行の橋本カツ子さんは「将来を担うのは青少年!吸収力がいっぱいある年頃だから、自分の目で日本を見てもらい、自分の心で日本を感じてもらい、自分の言葉で中国にいる友達や家族に伝えてもらいたい。そして、日本への理解が深まる。彼らが大きくなったときに、日本との関係で役立つことを期待している。ただ、これは長期に受け入れる事業で、単なる観光ではなく、日本で生活するもの。また、彼らが日本を見るだけじゃなく、日本の人々が中国人に接する機会にもなる。双方向の交流を目指している」と話してくれました。

 この招聘事業ですが、昨年スタートしたばかりです。第1期生は、吉林省・遼寧省・山東省・江蘇省から32名が選ばれました。期間は、昨年9月から11ヶ月間。日本各地の19の高校が受け入れ先となりました。1年間という長期滞在ですから、高校生たちにとっては得がたい経験になります。

 ところで、派遣する高校生の選出方法ですが、実はセンターはあるこだわりを持っているそうです。話によると、まず、中国教育部と連絡して、教育部に推薦してもらうということです。それから、直接現地に行って、面接を行って決めるんです。成績で決めるわけじゃなくて、性格などを考えた上で決めます。日本語の出来ない子も行けるそうです。

 今回の派遣は、日本語の習得が目的ではなく、日本社会に溶け込み理解することが重要となります。そこで、センターでは、異文化理解に意欲的な学生を面接などで選出したそうです。選ばれた高校生たちは、日本各地の高校に派遣され、日本の高校生と同じ生活を送ります。学校の授業に参加するのはもちろん、クラブ活動やボランティア活動に参加することもできます。実は、中国の学校では、クラブ活動などの課外活動があまり盛んではないので、中国の学生にとっては非常にいい社会勉強になるようです。また、日本の一般家庭でのホームステイも体験でき、思いきり日本の生活を満喫できます。

 実際にこの招聘事業で日本に行った高校生たちの感想について、橋本さんは「最初は、受験勉強に遅れるんじゃないかと心配していた。しかし、この一年間、受験勉強に遅れるかも知れないけど、中国にいては出来ない経験がたくさん出来る、得たものいっぱいあると彼らは言っていた。また、中国の子供たちはたたみの生活に憧れていて、日本の伝統に興味を示しているようだ。日本人よりも関心を持ってくれるし、日本語をそのまま体験で覚えている。日本人への理解もかなり深まった」と説明してくれました。

 実は、中国では受験競争が激しいため、1年間日本に行くことで受験勉強に影響が出るのでは・・・と心配する声があがったそうです。しかし、10代のうちに海外へ行って視野を広げるというのは、高校生たちにとっては非常に有意義な経験になるのではないかと思います。

 さて、第1期生はすでに帰国し、つづいて第2期生が先月4日、日本へ派遣されました。第1期生と比べて、規模は少し拡大していて、北京・上海・重慶、そして黒竜江省・吉林省・遼寧省・山西省・浙江省からあわせて37名の高校生が選ばれました。日本の受け入れ校も19校から35校に増え、協力体制も整いつつあります。しかし、事業はまだ始まったばかりなので、ホームステイ先がなかなか見つからないという課題もいろいろあるそうです。実は昨年の第1期生のとき、ホームステイの受け入れ協力家庭はたったの9家庭で、今年は22家庭に増えているものの、まだ十分とは言えません。また、交流センターのスタッフ自体も10人と、人手不足です。現在センターでは、広く協力者を募り、事業の体制を整えたいとしています。こうした事業を積み重ねていくことが、両国の長期的な友好関係を築く基礎になるのだと思います。

 事業に興味をもたれた方は、日中交流センターのウェブサイト「心連心」をご覧ください。アドレスはwww.chinacenter.jp、日本へ行った高校生たちのレポートも掲載されています。(編集:コオリ・ミン)

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