北京ではそろそろジャンパーやコート姿の人も目に付くようになって来ました。日中は気温が上がっても朝晩は寒く感じられるほどです。
今、中国で最大の話題は今週開かれている中国共産党の17回全国代表大会です。これからの5年間の中国の大方針が決まるということで、日本でも大きく報道されています。日本語部王頴頴記者は、この大会の取材を担当して、各代表団の代表に会ってきました。今回のオープニングでは、代表の一人である湖南省環境保護局の蒋益民局長へのインタビューをお届けしました。湖南省洞庭湖の汚染処理については、日本からの投資もあります。日本はこの面で経験豊かですから、中国が学ぶべきものがたくさんあります。
今回の中国共産党の大会でも、環境対策が大きなテーマの一つになっているので、これから中国では環境保全の面で色々な取り組みが見られることでしょう。
また、今週のキーワードでは、山東省南東部の新しい都市、乳山で長寿者が増えたことについて紹介しました。乳山市は、人口57万人で、そのうち、百歳を超える長寿の人は45人います。百歳以上の市民が総人口に占める割合は2005年から連続三年間、国際水準を大きく超えています。最近、長寿者が増えた理由として、18年間、百歳以上の長生きの人たちの研究をしてきた乳山市年長者委員会の宋礼夫さんは、遺伝子、自然環境、社会環境、家庭環境、そしてライフスタイルの五つが考えられるとしています。
「人生快適」のコーナーでは、日本に留学して学んだ水処理の技術を中国で生かして、環境保護会社を立ち上げた呉小松さんの起業物語を紹介しました。
どうぞ、お楽しみに。
|