栄養学のデータによりますと、100グラムの豆乳、豆腐、ユバ（棒状に巻いたユバ）の中には蛋白質がそれぞれ、1.8グラム、8.1グラム、44.6グラムが含まれ、水分の含有量はそれぞれ、96グラム、82.8グラム、7.9グラムです。このことから、ユバはたんぱく質の含有量が多く、水分の含有量が少ないことが分かります。ユバは大脳に非常にいいもので、老人性認知症を予防できます。なぜなら、ユバは多くのグルタミン酸を含んでおり、その他の豆類、或いは動物性食品のその含有量の2ー5倍で、しかも、グルタミン酸は大脳の活動の中で重要な役割をしているからです。また、ユバに含まれるフォスファチドは血液中のコレステロールを低下させ、高脂血症や動脈硬化を予防する効果があります。

　ユバの栄養価値は高いものの、しかし、一部の人、たとえば、腎炎、腎不全の病気を持つ人は多く食べないほうがいいのです。そうしないと、病状を重くする可能性があります。また、糖尿病や痛風の患者はできるだけ食べないほうがいいのです。

　ちなみに、アメリカの研究者の最新の成果によりますと、毎日ジュース或いは野菜の汁を飲むと老人性認知症を予防することができます。研究者によりますと、毎週3回以上ジュースや野菜の汁を飲む人は、毎週1回だけ飲む人や1回も飲まない人に比べて、認知症にかかる確率は76％も下がります。また、毎週1回~2回飲めば、認知症にかかる確率を16％下げることができるということです。