中国語の学習や北京放送局の幹部との交流の中で、中国人に対する認識や中国の生活、文化、歴史などに強い関心を持ち、真の友好を深めてきました。そして、中国の貧しい地区の子供達のために、教育環境を充実させるための援助として、学校を建設してあげたいと考えました。
2000年6月には、北京放送局の局長以下放送局の幹部、職員のご協力のもと、私は個人で中国易県の山村に小学校を建設することが出来ました。学校名も教育委員会からの許可を戴いて「長島希望小学校」と命名されました。
さらに、児童のための「奨学金制度の設立」、厳しい条件の中で児童のために熱心に指導を続ける教師のための「教育研究費の援助制度」も設けて支援を続けて喜ばれています。
長島希望小学校では、先生方の熱心な指導のもと、生徒の成績も県内で第一位となり、皆で努力した成果に改めて感激し嬉しく思っています。
現在、私は易県政府から名誉県民と名誉校長の称号をいただき、責任と名誉の気持ちで一杯です。毎年6月~7月には奨学金を届けに学校を訪問しますが、可愛い子供たちや部落の人達との交流は私の年中行事の一つとなっています。このことは価値ある活動として強く認識し、遣り甲斐のある実践行動として今後も継続していきたいと思います。
最後になりますが、以上の出来事は、北京放送局の皆さんのご指導とご協力のお陰と深く感謝すると共に、中国国際放送のリスナーの一人として、日中友好の発展に役立ってこられたことに深い感動を覚えます。またこのような重大な物事に当たる時は緻密な計画とその事業を達成するための気構え、粘り強さ、情熱がなければ成し得ないことであり、改めて目標を達成出来た喜びを感じています。 (文章:長島敬一)
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