カンヌ国際映画祭では毎年、中華圏の映画が注目を集めます。今年は残念ながら、姜文(チャン・ウェン)監督の『太陽』と王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督の新作映画『左右』が落選し、中国映画はいずれもノミネートされませんでした。しかし、関錦鵬(スタンリー・クワン)・徐克 (ツイ・ハーク)・王家衛(ウォン・カーウァイ)・許鞍華(アン・ホイ)・馮徳倫(スティーブン・フォン)という5人の有名監督が、20日、カンヌで合同新作発表会を行うとのことで、期待が高まっています。
3大国際映画祭の一つ、フランスのカンヌ国際映画祭は16日から始まります。映画祭誕生60周年に当たる今年、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督の新作『藍梅之夜(ブルーベリー・ナイツ)』がコンペティション部門のオープニング作品に、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の『紅汽球』が"ある視点"部門のオープニング作品に選ばれました。また、新鋭監督・賈樟柯(ジャ・ジャンクー)と女優・張曼玉(マギー・チャン)も、審査員として登場するということです。
では、今週の「エンタメキューブ」のラインナップです。
【チャイナー・シアター】:イザベラ・リョン、レイニー・ヤン主演の台湾映画『刺青』、そして、若手俳優勢ぞろいの香港映画『十分愛(十分な愛)』、話題の新作映画2本をご紹介します。
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