1974年 アジア大会に"デビュー"
1973年、アジア各国のスポーツ界の協力、特に第7回アジア大会開催国イランのサポートにより、ようやく中国は、アジアスポーツ界に復帰した。1974年のテヘラン大会で新中国が大会初出場。得意種目の卓球、バトミントン、飛び込みでは抜群な力を発揮して、いきなり金メダル32個、銀メダル45個、銅メダル27個を獲得し、メダルランキング3位となった。
また4年後のバンコク大会では、金メダル数が2位となった。
1982年 アジア初王者
1982年の第9回ニューデリー大会で、中国代表は18競技に出場し、金メダル61個、銀メダル51個、銅メダル41個を獲得した。メダル数で、これまで常に1位だった日本を超え、ついにアジアトップに躍り出た。
この大会、数多くの「歴史に残る」選手が登場した。中でも、高飛びの朱建華は、この年の最高となる2.33メートルを記録。アジア大会の最優秀選手に選ばれた。
6回連続トップ
1982年ニューデリー大会以後、6大会連続で、中国がメダル数1位を守った。1986年ソウル大会、1990年北京大会、1994年広島大会、1998年バンコク大会、2002年釜山大会、中国は、常にアジアトップに輝き続け、スポーツ大国としての貫禄を見せる。
1990年 アジア大会との緊密な触れ合い
1990年、アジア大会が初めて中国にやってきた。これは、新中国が初めて開催した総合的な国際スポーツ大会でもある。北京政府は、準備活動に全力を尽くし、オリンピックセンターとアジア大会選手村を新築。北京市内も「国際標準」の街づくりを目指して、大きく改善された。
ドーハ 7連覇へ
12月1日開幕のドーハ大会。中国代表は「若手にチャンスを与え、北京オリンピックに備える」のが今回の方針である。2年後に迫った北京五輪に向けた正真正銘の試金石に中国は全力で挑む。果たして、アジア7連覇なるのか。中国勢の頑張りに期待していただきたい。
これまでの中国代表のメダル獲得ランキング
回数 |
順位 |
金メダル |
銀メダル |
銅メダル |
計 |
第7回 |
3位 |
32個 |
45個 |
27個 |
104個 |
第8回 |
2位 |
51個 |
54個 |
45個 |
150個 |
第9回 |
1位 |
61個 |
51個 |
41個 |
153個 |
第10回 |
1位 |
94個 |
82個 |
46個 |
222個 |
第11回 |
1位 |
183個 |
107個 |
51個 |
341個 |
第12回 |
1位 |
137個 |
92個 |
60個 |
289個 |
第13回 |
1位 |
129個 |
77個 |
68個 |
274個 |
第14回 |
1位 |
150個 |
84個 |
74個 |
308個 |
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