少し前のことこになるが、五月のゴールデンウィークに青海省の西寧に行ってきた。最初に青海湖に行くことにした。ホテルについてすぐに、青海湖へのツアーは無いかと聞いたとろ、ホテルの中に在る旅行社を呼んでくれて、翌日にはツアーに参加することが出来た。
ツアーには11人が参加して、中には日本人の女性も二人いた。天津の日本語の先生だとか言っていた。ガイドは日本人が参加していた為か、日本語が話せると言うガイドだった。天気は良かったが青海高原への登りの道では、5月1日だと言うのに小川の縁に氷が張っていた。五体投地をしながらラサの方へ行く人も見た。3200mの高原に登ると青海湖があって、そこまではで100k位であったが、目的地の、渡鳥が巣を造っている鳥島までは、350kもあった。青海高原へ登ると、1本の木も無くなる。5月になっても全く緑が見えない乾いた土色の高原である。山には最近降ったばかりの雪が見えた。青い青海湖が見える様になってからも、湖の縁を延々とあきるほどマイクロバスは走った。ずっと右手に青海湖が見えて、左手には緑の無い山が見えていた。このあたりの牧畜は完全にヤクの世界であった。昼食に食べた肉もヤクの肉であった。昼過ぎになると強風が吹き荒れ、砂嵐の様になって、耳の中まで砂だらけになった。遠くに竜巻が見えた。
日本語が話せるというガイドであるが、私には中国語で話して貰った方がずっとよかった。そのガイドのプライドを傷つけないように、日本語の話しを分かった振りをするので疲れた。青海高原に行く途中に、日月山というところを通ったのであるが、ここは文成公主というお姫様が、ここを通ってチベットへお嫁に行ったところである。ガイドの話では、ここでハサミが二つに壊れてと言っていたが、壊れたのは多分鏡ではないかと思う。やっぱり伝説にはハサミよりは鏡がふさわしいと思うのだが。
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