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湘西旅行食べ歩きーー湖南省料理
   2006-03-20 13:37:07    cri

鳳凰の奥の山江苗寨 ここは美人が多かった

苗族か土家族のおばあさん達

 湖南省の西部の旅行記を書こうかと思ったが、まずは食べ歩きの記から。湖南省の西部の方を湘西と言う。食べ歩きといってもグルメ旅行ではない。そもそも湖南省料理は辛いことでも有名で、その辛さを私はよく知っていて、これは避けたかった。そして中国では、一人旅でグルメ旅行なんて出来ないのである。

 何故湖南料理の辛さを知っているかと言うと、日本からお客さんが来た場合、会社の近くの大きな湖南省料理のレストランで食事をするからである。ここの料理は確かに辛い。肉料理では辛くない料理が無いといってもいい。青くて小さい唐辛子が入っていようものなら飛び上がるほど辛い。眼からも汗が噴出す。ここの料理は決して洗練された料理ではない。辛さでびっくりさせるような料理である。あの辛さでは味など分かるはずが無い。しかし日本人はハッキリ物を言わない人が多いから、ご馳走になって辛くて食べられないなどと言うと、失礼になると思うのか、辛くない料理を選んで、"これなら食べられる"などと言う。だからここの料理は変わった異国の料理と言う位の価値はあるが、美味しい料理と言えるものではない。

 しかしここの料理はレストランの料理であるから、家庭の料理と違って海鮮料理なども取り入れている。元々の湖南省の料理は内陸だから海鮮料理など有るはずが無いが、そう言った料理なども取り入れてあって、本来の湖南料理だけでないのが救いである。しかし湖南料理以外の料理も、変わった料理が多い。例えば、スッポン料理等であるが、これは血だとか、胆汁も飲むのである。

 前置きが長くなったが、湖南の旅行では食事が心配であった。朝鮮料理のキムチなどの辛さは好きなのであるが、人をビックリさせるほどの辛さは好きではないのである。そして知らない所に行く時は、ほかにもいろいろ心配になるがことがある。その一つは、冷えたビールが有るかと言うことで、それは早くも北京からの汽車の中で、現実になった。北京から26時間の汽車に乗ると、そこはもう冷たいビールが飲めない世界だった。それでも26時間の旅の間に、生ぬるいビールを3本ぐらい飲んだ。

 汽車の中では、知り合った北京の人から、鳥の足を恵んでもらった。昼の一時ごろ食堂車に行って食事を頼んだら、もうキュウリの炒め物しかないと言う。昼の一時に材料がキュウリしか無くなってしまう食堂車というのも変なものだが、仕方がないのでそれと生ぬるいビールを頼んだ。キュウリの炒め物は、中国の家庭料理ではよく食べる物らしいが、ニンニクで味を付けただけのもので、あまり美味しい物ではない。既に知り合いになっていた、隣で食事をしていた夫婦が、これを見かねたのか鶏の足を恵んでくれた、これもれっきとした料理なのであるが、鳥の足に張り付いている皮だけを剥がしながら食べる料理である。唐辛子で真っ赤な鶏の足を、食べなくては悪いと思って、口の周りを赤い色の油だらけにしながら食べた。色から想像するほどは辛くなかったが、この列車は湖南省行きの汽車であるから、こんな辛い料理が出るのだろうかと思ったりした。このような料理は自分では決して注文はしないのだが。(つづく)

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