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運が良かった新疆の旅
   2006-03-14 16:59:37    cri

ウルムチから90km 2000mくらいの高さにある天池

 旅行で運が悪かったと言うのは、何らかの理由で、肝心の観光地が見られなかったなんてこともある。また、行った先の近くにいい見所があったのに、知らなかったと言うのも、後から考えると悔しい。今回は天気に恵まれたが、天気が良かったのも運がよかったうちに入るだろう。

 ほかにも運不運が有り得るが、やっぱり一人旅だと、ツアーよりは予想外の事が起こる確率が高いかもしれない。予想外のことと言っても良い事も有り得るが、運が悪い事も有り得る。例えばいい写真が撮れなかったとか。

 今回の旅行の目的の一つは、火焔山の写真を撮ることであった。北京でSARSが流行っていた頃、日本に居たのだが、その頃久保田早紀の異邦人と言う音楽がコマーシャルで流れていた。このコマーシャルに火焔山の写真が使われていた。新疆に行ったら是非この写真を撮らねばと考えていた。火焔山は新疆のトルファンの郊外にある。

 タクシーを一日チャーターして、朝早くから火焔山に向かった。ところがタクシーの運転手は火焔山の前を通り通り越して、別の観光地に行こうとするのである。おいおいと運転手に言うと、運転手は火焔山は昼間の方がいいと言う。その時、靄がかかっているようにも見え、火焔山というのは、昼間の太陽に炙られている方がいいのかと思ったので、運転手の言うことに同意した。しかしお昼頃ここに戻ってみると、太陽が正面から当たるから、火焔山の特徴である亀裂がハッキリしなくなってしまったのである。火焔山のあの赤くて荒々しい岩肌が、殆んど平面的なものになってしまっていた。そう言えば、ホテルのタクシーを予約してくれたフロントの人は、朝早いほうが火焔山は奇麗だとチャンと教えてくれていたのである。あの時タクシーを止めさせて、写真を撮っておくべきであったが、もはや遅かった。これは運が悪かったと言うべきか、判断が悪かったと言うべきか。

 写真の撮影では、午前と午後、行きと帰りとでは青空の具合とか、日光の当たり方、風の具合が違ってくる事が往々にしてあり得る。やっぱり写真は後で撮ろうなんて考えていると、チャンスを無くすようである。あるところでは、行きには風が無くて、池に雪山が逆さに、きれいに写っていたが、帰りは風によるさざなみで、池に山は写っていなかった。帰りに写真を撮ろうと目をつけて置いたのだが、これは失敗だった。これも旅の運の一つか。(つづく)

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