3月5日、第10期全国人民代表大会第四回会議が開幕しました。今回の大会では、代表たちは、それぞれ関心の寄せている問題を議案として審議、採択します。
記者に対して、代表たちは自分の議案と希望を述べ、人民を代表して国家管理の権利を行使しようとしています。
黒竜江省の何代表は「私が一番関心を寄せている問題は農業問題だ。去年、わが国は全面的に農業税を廃止した。これは歴史的な一歩だ。これによって、農民の負担がかなり減少され、農民から大きく歓迎されている。でも、これだけではまだ足りない。現在、都市部と農村部の格差がまだ大きく、農村の発展もまだ遅れている。いかにこの格差を縮め、共同の裕福を実現するのかは政府の仕事の重点だ。今年、新農村の建設は発展の重要な内容で、政府は依然として資金や、政策などの支援を提供してくれる。このようにしていくと、全社会の繁栄が絶対に実現できると信じている」と述べました。
陝西省からの陸代表は教育問題に注目しています。陸代表は「現在、政府の教育への投入は不足だ。総額から見れば確かに多くのお金を投入したが、それぞれの部門に配ると実は僅かで、まだまだ足りない。教育は国の発展の基礎で、一つの根本的な問題だ。政府は教育を重要視しなければならない。これから、もっと多くの支援を提供していくべきだ」と語りました。
チベットからの代表は「チベットは神聖なところだ。チベットの環境がよく、資源が豊富だ。そして、チベットは独特なチベット文化を持っている。西部大開発が始まってから、チベットはすばやく発展している。これから、もっとチベットに注目するよう呼びかける。」と述べました。
午前の開幕式では温家宝首相は政府活動報告を行いました。それを聞いた代表たちは、これからの国家発展において真面目に権利を行使し、国家を管理していくと決心しました。
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