1949年9月21日、中国人民政治協商会議(以下、略して人民政協)が召集された日から、中国の民主政治制度は新たな1ページを開きました。中華人民共和国成立宣言、中央人民政府選挙、中華人民共和国国旗と国歌の決定等を人々は忘れることはないでしょう。これらは全て、中国人民政治協商会議第1回会議で決まったもので、人民政協の歴史的な貢献でもあります。
まさにこの時から、人民政協は広範囲な愛国統一戦線組織として、中国共産党指導の下の多党協力 、政治協商、民主監督の重要組織形式として、ずっと中国の政治生活、社会生活と社会主義現代化建設、及び国家団結の維持と統一の中で、大きな役割を果たしてきました。
長年来、各級政協は毎年1回の全体会議、3ヶ月に一回の常務委員会、及び必要により随時召集される主席会議と常務委員テーマ別座談会を通じて、各級政府に対する活動報告、経済と社会の発展計画、人事計画、大衆生活など一連の国家計画と大衆の生活などの問題に、多くの大変有益な意見と提案を打ち出しました。同時に、各級政協は国家各項目法律の執行状況、各級共産党委員会、政府、人民代表大会の重要な決定の執行状況、各級政府機関、及びにその職員の職責履行、規律と法律の遵守、清廉潔白などの問題についても、意見或いは批評を提出しました。
第八回全国政協五回会議だけで、中国共産党中央や国務院、全国人民代表会議、関係部門に対して、1万余りの委員としての提案が出され、これらの提案の殆どは綿密な調査研究を経て、党と国家の大政方針として提出されました。その中で、あるものは、中央、国家機関、及びに地方各級党委員会、人民代表大会と政府の重大な政策決定の際の重要な参考にされ、また、あるものは、関係部門に取り入れられ、実行に移され、国家の国民経済と社会発展に積極的な役割を果たしました。
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