なぜ安徽省の古民居か
10年くらい前のことであるが、中国の切手で古民居がシリーズになっているのを見たことがあった。その中に白壁の建物が重なるように、描かれた切手があって、そこはどうも鄙びたところらしく、そんな所に白い壁の古い民居が残っているのが印象的だった。そこはどうも安徽省の黄山の近くであるらしく、後になって、世界文化遺産になっているところもあることも分った。
そんな所に是非一度行ってみたいと思っていたのだが、どうもかなりの田舎らしく、交通が不便にも思え、その辺りへどうやって行くかという不安もあり、何時か行けたらと思っていた程度だった。しかし最近になりよく調べてみると、黄山の南側にそれこそ無数に古民居というのが残っている事が分かり、行き方も、北京から飛行機で黄山市まで直接行かける(しかしあまり便数が無い)ので、是非行ってみねばと思うようになった。
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漁梁の川で見た鵜飼の鵜 |
盧村の木彫の家、ここは木彫の里だとか。 |
旅の方法
私が旅行に行ける時期は、中国のゴールデンウイークと言われている時に限られている。中国のゴールデンウイークは年に三回あって、春節と5月の労働節と10月の国慶節である。だからどうしても人出が多いときに限らる。このような時に人で混雑した中に行きたくないし、汽車のキップは中国ではなかなか買うのが難しい。それでキップが容易に買える飛行機で目的地の近くまで行って、飛行機で帰ってくる方法にしている。現地へついてからの観光は、タクシーをチャーターして回ることが多い。近い距離をバスで移動するのは効率が悪いし、タクシーの運転手の持っている知識とかアドバイスは結構約に立つからでもある。
ホテルに付いてはちゃんと風呂に入れる位のところを選び(シャワーでは駄目。何時もは、バスに入れないから、たまには肩までお湯に漬かりたい)、事前に手配しておく。ホテルの手配はインターネットで自分で予約するか、旅行社に頼む。ホテルを根拠にして、タクシーで観光に出かける訳であるが、その観光が二日とか三日と続く場合、運転手が信用できそうならば、連続してその運転手に頼むようにしている。今回も結局は同じ運転士に4日間頼む事になった。
お蔭で公安局への申請、黄山のガイドの手配、後半のホテルの手配など、運転士にやってもらえました。頼んだ運転手は、たまたま空港から黄山市内まで乗ったタクシーの運転士で、特別に旅行社を通して捜したわけではない。始めは二日間だけ契約したが、結局は四日連続して頼むことになった。値段の交渉のとき少し弱気になってしまい、全部で1500元と決めた。もう少し強気で頑張れば、1200元くらいでよかったかもしれない。しかし、いろいろやって貰えてまあ良かったほうだと思う。
旅行の行程 一日目飛行機で北京ー上海、上海ー黄山市へ移動 二日目タクシーで黄山市の北東側を観光 (潜口、呈坎、唐模、棠越(木へんがある越)、漁梁) 三日目タクシーで黄山市の西側を観光 (盧村、宏村、南屏、西遞) 四日目 前日に黄山の麓の湯口のホテルに泊って、黄山に行く。 五日目 タクシーで黄山市の北東側を観光 (許村、漁梁(二回目)、花山謎窟(古い時代の採石場)) 六日目 黄山市内の屯渓の老街を観光 その後飛行機で、黄山市から北京に戻る 注:黄山と花山謎窟以外は全部古民居がある古鎮。 漁梁に二回行った理由は、一回目は電池切れで写真が撮れなかった為。行った古鎮は全部で11箇所。
(文章提供:www.catv296.ne.jp)
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