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日本札幌国際親善の集い 北京で公演
   2005-11-17 10:00:29    cri

 11月7日、中国の旧暦では立冬にあたるこの日、日本で一番寒い地方・北海道から、『札幌国際親善の集い』の一行30人がやって来て、北京語言大学で舞踊の公演を行いました。

 今年成立17周年を迎えた『札幌国際親善の集い』は日本伝統的舞踊を中心に、踊りを通じて、交際交流を行っています。その活動主旨は、世界の平和と真の親善を目指して、民間でしか出来ない草の根の交流を促進することにあります。当時、あるフィリピンの留学生が一度も民間の家にあがらず帰っていったという話を聞いて、谷口良一会長は「あまりにも交流がなさすぎると」と感じ、メンバーを募って『札幌国際親善の集い』を作ったそうです。発足して17年、「野外パーティ」や「国際ふれ愛フェスティバル」などのイベントを企画し、異なる言語や文化を持つ人々と日本人が直接触れ合える場を作り出すことに尽力してきました。このほか、札幌の姉妹都市、例えば、ドイツのミュンヘン、アメリカのポートランド、ロシアのノボシビスクなどで親善公演を行いました。

 今回は、中国の東北の都市、瀋陽で公演を行うため、来中しました。そして講演後、北京語言大学の招きに応じて、北京にも立ち寄り舞踊を披露したのです。

 公演直前、北京語言大学の孔繁清副学長と『札幌国際親善の集い』の谷口良一会長にお話を伺いました。

 今年二度日本を訪問している孔繁清副学長は、「日本の人たちは中国に対して友好的な気持ちを持っており、日中友好のために力になろうとしている」とした上で、「今日の公演は、両国の交流と人民同士の友情をより深めるはずだ」と述べました。

 谷口良一会長はインタビューで、『札幌国際親善の集い』のこれまでの経緯、交流の歴史や公演の構成を詳しく紹介してくれました。日本の伝統的な踊りは中国の若い人たちには理解できないかもという記者の心配に対して、「舞踊は世界共通の表現だ。日本の文化だから、……肌で感じてもらうことでも結構だ」と異文化の国で公演した経験者ならではの答えがかえってきました。

 そして、公演に入ると、これがただ余計な心配だったと分かりました。谷口会長の「これから、日中友好の促進のために、また世界の平和のために頑張っていきたい」との挨拶に続き、公演が幕を開きました。

 まずは日本伝統の踊り、日本舞踊です。各流派の師匠が力を余すことなく、心を込めて感情豊かに踊りを披露しました。伝統の衣装と化粧をして、悲しい恋愛物語を表現する踊り。民族衣装に身をつつみ、民謡に合わせて庶民の生活を描く踊り。ほかに、スペインのみならず世界中では愛好者がいるフラメンコを鑑賞するとスペインの情熱的な少女と欧州の美しい風景が浮かんできました。さらに、鮮やかな衣装を着て、ハワイの踊りを披露する様子を見たら、まるで自分がハワイの海辺にいるような気持ちになりました……。観客の中にはメロディに合わせて手を叩いたり、歓声をあげたりするシーンも見られました。

 公演後、観客の皆さんからは、「これまで、外国人との交流は言葉の交流に限られていた。外国の文化に関する知識がまだ足りない。このような公演は私たちに異文化を理解するチャンスを与えた」との声が上がりました。

 公演はわずか2時間ほどでしたが、踊り手たちが公演に向けた努力や情熱は無限のものでした。ステージ上で感情を込めて踊る人たち、舞台下ではその踊りを楽しそうに見る観客。

 古くから『札幌国際親善の集い』のメンバのように日中交流に尽くしてきた人々がいるからこそ、日中両国は何千年もの間、友好を保ってきたのです。両国人民が互いの文化や相手に対する感情を理解して初めて、両国が手を取り合っていくことができます。このような民間交流がもっと盛んに行われるよう期待しています。

通信
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