ロシアのタス通信の報道によりますと、モスクワは20日、朝鮮半島非核化の確保を間もなく開催される朝鮮問題6カ国協議の目標にしようと呼びかけたとのことです。ロシア外務省は、今回ロシア代表団を率いて協議に参加するのはアレクサンドル・アレクセイエフアジア太平洋担当外務次官だと発表しました。
アレクセイエフ外務次官は、「ロシアはピョンヤンの核拡散防止条約(NPT)への復帰を全面解決しようと呼びかけた」と述べ、「まず第一に、朝鮮及び協議に参加する各側がこれまで持ち続けてきた懸念を解消すべきだ。ロシア及びそのパートナーたちはそれに力を尽くす」と表明しました。
5月にピョンヤンを訪れたロシア下院国際問題委員会のコンスタンチン・コサチェフ委員長は、「朝鮮指導者に圧力をかける政策は間違いだ。圧力が大きければ大きいほど、それに対する反抗も強くなる。例えば、核兵器保有の宣言などのように、その反抗は時として脅威を伴っている」と述べました。
コサチェフ委員長はまた、「秘密協定でもいいが、ピョンヤン側の懸念を解消し、ピョンヤンが核兵器生産を正式に放棄するよう協定を結ぶべきだ」と表明しました。
|