今週の月曜日午後2時半ごろ、中国の四川省でマグニチュード7.8の大地震が起きました。震源地に近い成都のほか、湖南省、甘粛省、湖北省、雲南省、山西省、上海、天津、北京などでも、地震による揺れを感じました。
今週の北京2008年は大地震の関連情報を中心にお伝えします。
今日は地震発生後5日目になりました。今のところ、被災地の面積は10万平方キロで、四川省だけでも6つの市、44の県、1061の村が被害を受けたということです。また被災者の数は1000万人以上に上っています。そして、15日朝の段階で、この地震による死者の数は1万9505人に上りました。
今回の大地震の震源地はブン川で、四川省の西北部の山間(やまあい)にあり、省都の成都から159キロ離れたところです。ブン川は、少数民族のチャン族、チベット族、ホイ族と漢族が集まるところで、中国で唯一のパンダ自然保護区と飼育研究センターの臥龍自然保護区の所在地でもあります。
震源地のブン川付近は、道路と通信が遮断され、外部との連絡が取れず、震源地の状況をすぐに把握できない状態でした。都江堰、綿陽などの都市も大地震の被害を受けて、大量の建物が倒壊して、多くの市民が生き埋めになりました。
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