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バドミントン
   2008-04-30 15:51:57    cri

 4月20日、バドミントンのアジア選手権閉幕と共に、五輪出場権の行方が決まりました。この大会の結果により、中国は、計13枠の出場権を手にしました。男女シングルスと男女・混合ダブルスでの五輪出場です。この後、選手選考を経て、7月23日には五輪出場メンバーの正式なリストが発表されます。

 イギリスで誕生したと言われるバドミントンは、1920年代末に中国へ伝わりました。新中国成立後は、重要なスポーツ種目の一つとして、力を入れています。

 中国におけるバドミントンの発展に重要な役割を果たしたのは華僑でした。1950年代と60年代、インドネシア生まれの華僑である王文教、陳福寿、湯仙虎、方凱祥などの有名選手が最新の技術を中国に持ち帰ったのです。彼らの指導の下、中国のバドミントンが急速に発展し、新技術が次々と開発されて、ついに世界のトップレベルに立つようになりました。

 その後、中国は葉釗頴、キョウ智超、謝杏芳、張寧、林丹、鮑春来、陳金などの有力選手を次々と輩出しています。

 特に、女子は1990年代からずっと世界のトップレベルに立っています。

 このうち葛菲・顧俊ペアは、1996年のアトランタ五輪で、中国勢として初めて、バドミントンで金メダルを獲得しました。彼女らは2000年のシドニー五輪で再び女子ダブルスのチャンピオンを獲得しました。葛菲、顧俊の二人はいずれも江蘇省生まれで、1993年に国家代表入りしました。その後、アジア大会、ワールドカップ、世界選手権など、数々の国際大会で優勝し、「100連勝」という快挙を成し遂げたのです。二人は高い技術とチームワークの良さで、今も世界で最も成功した女子ダブルスペアとして"天下一のペア"と呼ばれています。顧俊と葛菲はそれぞれ2000年と2001年に引退しました。ちなみに、葛菲は中国の男子チャンピオンである孫俊選手と結婚しました。

 男子では、世界ランキングトップの林丹が最も注目されている選手の一人です。1983年福建省生まれの林丹選手は、6歳から地元のスポーツ学校に入学し、バドミントンを始めました。そして18歳の時に国家代表に選出されました。強靭な肉体と精神力の持ち主で「プロ意識が非常に強い選手」でもあります。しかし、中国バドミントンファンの大きな期待を背負って出場した2004年アテネ五輪では、まさかの一回戦敗退という結果に終わりました。その悔しさをバネに4年間、技術を磨いてきた林丹選手。母国である中国・北京で行われる五輪に期するものは大きいでしょう。

 なお、先ほど紹介した葛菲を含め、バドミントン選手同士の結婚というのは、実に多いのですが、林丹選手もそのうちの一人です。お相手は同じ中国代表で、世界ランキング1位の謝杏芳選手。この「世界ナンバーワンカップル」の交際は中国メディアによく取りあげられています。

 北京五輪のバドミントンは2008年8月9日から17日まで北京工業大学体育館で行われます。インドネシア、デンマーク、韓国などの強豪チームにひしめく中、中国勢がどんな戦いぶりを見せるのか注目です。(翻訳:katsu)

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