聖火リレーロゴ
「不死鳥」からインスピレーションを得て、聖火を高く掲げる2人のランナーを表現しています。 古代中国の伝説では、不死鳥は鳥の王であり、幸運、永遠、気高さと幸福の象徴です。聖火リレーのロゴに不死鳥を使用したのは、世界中の人々に幸せを運ぶというアイデアによるものです。
【リレー開始までの流れ】
2008年3月24日 ギリシャ・オリンピアで採火式
3月24日ー30日 ギリシャ国内でのリレー。30日に第一回近代オリンピック(1896)の開催地である、パナティナイコ・スタジアムに到着して、引継ぎ式が行われる
3月31日 聖火が北京に到着、歓迎セレモニーとリレースタート式開催
3月31日ー5月4日 聖火がイギリス、フランス、アメリカ、オーストラリア、インド及び日本など19カ国及び香港、マカオを経由して、5月4日中国大陸に到着
5月4日ー8月8日 聖火リレーが中国大陸の113都市と地域を経由し、チョモランマにも登頂した後、8月8日に北京に到着
【四つの"最"】
北京五輪の聖火リレーは、以下の四点が注目されます。
一) 期間。ギリシアで採火した3月24日からか開幕まで過去最長の130日間にわたり、世界中を駆け巡ります。
二) 距離。5大陸21都市(オリンピックの故郷ギリシア、かつての五輪開催地など)に国内31の省、市、自治区をめぐり、史上最長の13万7000キロを走ります。
三) 人数。リレーに参加するランナーは、史上最多で21880名。
四) 最高峰の乗り越え。世界最高峰のチョモランマに初めて聖火が登ります。
【聖火トーチ】
2007年4月26日、2008年北京オリンピックの聖火トーチ及びリレールートの発表式が北京の「中華世紀壇」で開催されました。中国共産党中央政治局委員、中国共産党北京市委員会書記、北京オリンピック組織委員会の劉淇会長、国際オリンピック委員会(IOC)ジャック・のロゲ会長が発表式で挨拶しました。
オリンピックトーチはオリンピック聖火を持ち運ぶツールで、1936年のベルリンオリンピック以来、毎回のオリンピック大会には主催国の文化の特色をアピールし、ハイテクを利用したトーチも現れ、オリンピックの重要な遺産とも見られています。
北京オリンピックの聖火トーチは長さは72センチ、重さは985グラム。トーチは15分間燃焼し続けることが可能であり、風速がゼロの環境でも聖火の炎の高さは25ー30センチを保てます。プロパンガスは環境にやさしい燃料です。炎の色は黄色で鮮やかで、強い光や日光の下でも識別することができ、撮影にも便利です。トーチの外形の材料はリサイクル可能な材料です。
北京オリンピック聖火トーチの外観のデザインは、中国の伝統的な「祥雲(吉祥の兆しの雲。英語名Cloud of Promise (誓いの雲)」)」の図案からインスピレーションを受けたといわれます。
トーチの造形デザインのインスピレーションは、中国の伝統的な紙の巻物をイメージしたもの。紙は中国の「四大発明」の一つであり、シルクロードを通じてアラブ諸国やヨーロッパへ伝えられました。漢の時代を起源とする鮮やかな赤色を使った北京オリンピックの聖火トーチは、これまでのオリンピック大会のそれと異なり、レッドとシルバーのコントラストは目覚しい視覚的効果があり、各種メディアによる伝播にもプラスとなります。
トーチは上下の比例にむらがなく、「誓いの雲」の図案とレリーフの工芸デザインにより、トーチはトータルな意味で上品で優雅で、華麗な特色があり、内容も豊かで、強い歴史的特性もあります。(「チャイナネット」 2007年4月27日より)
【リレールート】
(北京五輪組織委公式ページから)
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