2005年11月11日夜に正式発表。「福娃(フーワー)」(幸せの子宝)と呼ばれている五組のキャラクターから構成。
中国特有の動物や縁起物などと青、黒、赤、黄、緑のオリンピックカレーを組み合わせたデザイン。それぞれ、魚をイメージした・貝貝(ベイベイ)、森林から来たパンダ・晶晶(ジンジン)、オリンピック聖火の・歓歓(ホワンホワン)、中国西部からのチベットカモシカ・迎迎(インイン)と北京の燕ニイ(ニィニィ)。頭文字をつなげて読むと、"北京歓迎イ尓"(ようこそ北京へ)の意味になります。それぞれのマスコットには、繁栄、愉快、激情、健康と幸運という願いが込められています。
国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・のロゲ会長は、北京オリンピック組織委員会に書簡を送り、2008年オリンピックマスコットの発表に祝意を表し、「これらのマスコットは世界のすべての人々の心を射止めることになるものであり、中国の子供たちの友情を世界各地の子供たちに伝えるものでもある。私はこの5つのマスコットのすべてが大好きで、北京オリンピックのマスコットがオリンピックの歴史の中で、最もすばらしいものとなると見ている」としたためています。
「ニイニイ」(ニイは女へんに「尼」)
北京五輪マスコットのイメージ
|
貝貝(ペイペイ):中国伝統の年画(正月に飾られる木版画の絵)に描かれる魚と海の波。五輪の青い輪にあたるもの
|
|
晶晶(ジンジン):「中国の国宝」といわれるパンダと宋の時代の漆器のハスの模様。五輪の黒い輪にあたるもの |
|
歓歓(ホアンホアン):炎の模様(敦煌の壁画に描かれた炎)。五輪の赤い輪にあたるもの |
|
迎迎(インイン):中国青海・チベット地区のアクセサリーとチベットカモシカ。五輪の黄色い輪にあたるもの |
|
ニイニイ:ツバメと燕の形をした凧(たこ)。五輪の緑の輪にあたるもの |
|