今週の北京も先週と変わらず晴れの天気が続いています。最低気温は4、5度、最高気温は13、14度と初冬にしては暖かくなっています。例年なら気温がもうマイナスまで下がり、みんなが凍えながら11月15日北京市政府に定められた暖房供給を待つばかりの今頃ですが、今年はとても過ごしやすく、暖冬になるのではないかと思われます。
ちなみに、この番組の放送日である11月11日ですが、中国の若者の中では、1が4つ並び、「一人ぼっちでさびしい」という意味になり、自分がまだ独身であることを意識させられる「独身の日」と呼ばれています。これは、もともと大学のキャンパスで個性的なお祝いの日とされていたもののようですが、いつの間にか若者たちの間に広まりました。「これにも、クリスマスやバレンタインデーみたいにビジネスのチャンスが潜んでいるかも」と、レストランなど一部の敏感な企業による熾烈な「独身商戦」が繰り広げられています。
さて、アメリカのサブプライムローン問題に端を発した金融危機で、今、全世界がその対策に頭を絞っています。経済の急成長を続けている中国では、不動産市場は歴史が浅く、いろいろな問題でつまずきながらも、今日に至っています。こんな中国の不動産市場においては、今、内的・外的な相互要因によって、激変が起こっています。今週の「中国ビジネス最前線」、「中国の不動産価格、下落傾向に」と題して、専門家の分析も交えて、現在の中国不動産市場の動きをお話します。今週の「経済直行便」、どうぞお楽しみください。
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