16日、「2006中国言語生活状況報告書」が発表されました。それによりますと、中国の各種商品使用説明書においてはルールに則った説明表記がなされていないケースが多いということです。2006年10月末時点で、ルールに則った説明表記がなされていない説明書の割合は55%に達していることが分かりました。
国家品質監督検査検疫総局は製品品質に関するサンプリング調査では、その説明書において繁体字が使われていたり、繁体字と簡体字が混ざっていたりというケースを多く発見したとしています。
報告は、「医療関係の書類、処方箋における『表現が難解でわかりづらい』という問題はやや減少し、江蘇、広西、湖南、安徽、浙江などの地域は「薬品の包装、ラベル、説明書、処方箋、カルテなどの文章では正しい漢字を使用しなければならない」とする具体的な規定を打ち出している」としています。
商品説明書の文章における正しい漢字の使用を推進するため、中国は1987年より様々な規定を打ち出してきました。規定には「企業・商店の看板、商品包装、広告などにおける漢字・ピンインの正確な使用に関する幾つかの規定」「消費財使用説明書総則」、「化学薬品・治療用バイオ製品説明書規定細則」などが含まれています。(新華ネットより)
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