![]( /mmsource/images/2007/07/03/jjbz1.jpg)
日本の3大自動車メーカーの一つである日産自動車はこのほど、売上の低迷を受け、中国やインドなどからの部品調達比率を引き上げ、大幅なコスト削減を目指すと発表しました。
シンガポールで開催された、第16回世界経済フォーラム東アジア会議に出席した、日産自動車最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン氏は、低コスト国からの部品調達比率をこれまでの14%から24%に引き上げると発表し、「同社の国際競争力を増強させるためには、やむをえない選択だ」と語りました。
マッキンゼー・アンド・カンパニーによりますと、フォルクスワーゲン社など世界大手メーカーの需要が高まっているため、2015年頃には、インドの自動車部品輸出額は2003年の約5倍にあたる400億ドルに達すると予測しています。フォルクスワーゲン社アジア太平洋地域総裁は先日、これから4、5年、日産は毎年、インドから10億ドルの部品を調達するとの計画を明らかにしたばかりです。
2007年3月期決算の同社営業利益は、ゴーン体制下では初となる7年ぶりの減益となりました。だが日産自動車は、今決算期の営業利益目標を、前期の4608億円を上回る4800億円に掲げており、目標達成のためには、コスト削減の重要性はますます高まっているということです。(新華ネットより)
|