Q:11月7日、ベトナムがWTOに加盟しましたが、同じく発展途上国の中国経済にどのような影響がありますか。
A:商務省世界貿易担当の関係者の話では、ベトナムが中国のサービス業に市場開放することを確約しました。このことは、中国のサービス業にとってビジネスチャンスになると見られます。一方、ベトナムの輸出品には労働集約型製品が多く、中国の対外輸出に一定の波及が考えられますが、経済規模の格差により、全面的な競争にはならないだろうと見られています。
Q:ベトナムと中国の経済往来の現状はどうなっていますか。
A:中国はベトナムにとって最大の貿易パートナー国です。中国商務省の明らかにしたデータでは、2004年、中国・ベトナム間の貿易額は67.4億ドルで、うち、中国の対ベトナム輸出が42.6億ドル、ベトナムからの輸入が24.8億ドルとなっています。主な貿易品は、中国は布、薬草、漢方薬、機電製品、ベトナムは石炭、鉄鉱石、銅鉱石、ゴム、果物などです。
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