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北京魯迅博物館
   2007-02-15 10:33:45    cri

   

 魯迅は日本人にとって、もっともなじみの深い文学者です。今回は北京魯迅博物館の紹介です。魯迅は北京に住んだとき、数回住まいを変えましたが、その一つ、宮門口という胡同の中にある四合院がこの博物館になっています。魯迅の住まいはつつましやかなもので、そっくり残っていますが、大型の展示ホールが1996年に建てられました。

    

 魯迅の生まれ故郷は紹興です。日本人には、これまた有名な紹興酒が作られています。彼の足跡をたどるように、国内には北京、上海、紹興、広州、アモイ、南京の六都市に魯迅博物館があります。しかし、資料の多さなど一番充実しているのが北京です。「魯迅研究室」も設けられ、10人のスタッフが月刊誌を出しています。主任の黄喬生さんは20年にわたって魯迅文学研究に取り組んでいる一人です。

 早速、展示ホールに足を踏み入れてみましょう。まず紹興時代の魯迅の生活ぶりの紹介です。かつては、名家でしたが、恵まれた暮らしとはいえませんでした。

   

 魯迅は最初から文学者を目指したわけではありません。彼は1902年、20歳の時、日本の東京に留学を果たします。清の末期、彼は外国から祖国を見ることによって民族意識に目覚めていきます。2年半を東京で過ごした後、仙台医学専門学校(現東北大医学部)で勉強を始めます。

 ここで藤野厳九郎先生に出会います。彼は後に小説も残していますが、藤野先生との師弟愛は、心に深く残るものでした。しかし、日露戦争の最中の日本、魯迅には耐えがたいできごとも少なくありませんでした。医学の勉強はわずか一年半、魯迅は中国に戻り、愛国運動にかかわっていきます。

   

 二人の付き合いは短いものでしたが、仙台と魯迅の関係は連綿と続き、去年は国際シンポジウムが行われました。そして、今年は東北大学に魯迅の像を贈り、北京には藤野先生の塑像が贈られてくる予定です。(吉田明)

 所在地:北京市阜成門内宮門口二条19号

 電話:010ー66162453

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