今日は北京の人に愛されている「二鍋頭」を簡単にご紹介しましょう。「二鍋頭」とは、一、二の二、鍋に頭とかいて「二鍋頭」といいます。北京のお酒で最も有名なのは、この二鍋頭酒でしょうね。簡単に言うといわゆる白酒(バイジュウ)で、東北地方産の紅いコーリャンを原料にしたもので、色は透明、アルコール度数は約56度。杯に注いで火を近づけますと、かすかに炎gみえる、つまり燃えてしまうお酒です。
こんな話を聞きました。当時、北京の酒造りの職人は、蒸留して始めて出た酒は「頭鍋酒」、ここの頭とは最初の意味ですが、この酒はあまり飲まないらしいんですね。もちろん、もったいないからといて飲む人もいますが。この林涛なんかはそうでしょう。現にいつでしたか、町で「頭鍋酒」を売っていてので買ったことはありますが、どんな味だったかははっきり覚えていません。というのは何しろその日はちゃんぽんで飲んだらしく、どれがどれだっかかさっぱりでした。で、話を戻しますが、蒸留させてでた三度目の酒もいらないんですよ。ま、棄てるわけではないでしょうが。そして二度目に出たお酒、つまり「二鍋」の酒を取るわけで、どうして二番目が一番美味しいのかははっきりまわりません。いってましたよ。通の人が。主に二回目にでてきた酒を飲むのは中国の醸造史上一里塚だって!どうして?そしてこの造り方が後世に伝わり、白酒の品質に大きく影響したというんですね。ま。この白酒は歴史が長い北京の地酒といえるでしょう。、今では北京には内外のお酒が出回っていますが、この二鍋頭は今でも多くの人に飲まれ、一部の酒飲みはどんなに上等な料理が出ても、やはりこの「二鍋頭」でないと、肴に味がないといって、高級料理店に行っても、この酒を飲みます。ですから多くのレストランでは、この「二鍋頭」を置いています。、ま、値段が普通の店でうっている「二鍋頭」より張りますがね。わたしもいつでしたか、人にご馳走になり、高級レストランで「二鍋頭」をついでに飲みましたが、市販のものの三倍ぐらいの値段だとききましたが、市販のものと味とは同じでしたがね。ただ包装はビンではなく、壷でして、表に「極品二鍋頭」とありました。つまり、二鍋頭でも究極の品だという意味でしょうか。わたしが、普通のと変わらないねといいますと、ある友人が「林さん、そりゃそうだよ。味が変わっていたら飲みませんよ」と答えてくれました。やっぱりね・・・
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