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故宮シリーズ(その二)
   2006-06-01 10:04:55    cri

 故宮は明の永楽四年(1406年)から建造され始め、14年かかって1420年に完成されました。前後して24人の皇帝がここで即位して、住み続け、中国全土への統治を行っていました。故宮の敷地面積は72万平方メートルに達し、南北の長さは960メートル、東西の幅は750メートル、全体的には長方形の形をしています。そのうち、建築面積は約15万平方メートルあり、9999.5室という部屋数を誇っています。回りには高さ10メートルで、全体の長さが3400メートルにも及ぶ赤い色の城壁で囲まれ、城壁の四隅にそれぞれひとつの角楼が配置されています。また、城壁の外は幅52メートルの護城河という堀が巡らされています。

 紫禁城はこのように、膨大な建築群を持っていて、厳しい建築計画に沿って建てられたもので、まさにお城の中のお城、「城中の城」と言われたものです。

 北京の紫禁城を建造したのは明の永楽帝です。永楽帝は明の時代の三代目の皇帝で、紫禁城のほか、数々の優れた建築物の建造を主宰し、貴重な文化遺産を世に残しました。明の太祖朱元彰が南京で建都したんですが、永楽帝朱棣(ダイ)はその四番目の子、現在の北京あたりを管轄して、「燕王」と封ずられました。当時、長男と長孫が皇帝の座に就くべきだという皇室の規定に基づいたら、朱棣は皇帝になるチャンスがありませんでした。明太祖死後、そのおいに当たる建文帝が即位しましたが。平素から抱負を持っていた朱棣は内乱を起こし、三年後都を破れ、帝位を奪いました。このような歴史的背景が分かれば、永楽帝が紫禁城を建造し、その都を北京まで移したことが理解できます。

 紫禁城は南京の皇宮を手本としましたが、明の前の時代、モンゴル族によってできた元の時代も当時の北京を都としたことから、元の宮殿の廃墟を基礎に建造され始め、全国各地からの厳選された最高級の材料を使って、豪奢にきわまりました。たとえば、木材として、明の時代には、ほとんど雲南、広西、四川、貴州など、中国西南地区の原生林から取れた楠の木を使いました。また、殿内に舗装されたレンガは「金磚」と呼ばれ、江蘇省蘇州市の精製でした。

博物館
v 故宮シリーズ(その一) 2006-04-27 12:35:30
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