2006年ドイツのサッカーWカップはまだ記憶に新しいですが、2010年南アフリカで行われるサッカーWカップの予選がすでに始まりました。
中国国家代表は、21日広東省で、28日マレーシアでミャンマーと2戦を戦いました。初戦を7ー0、2戦目を4ー0とまずは無難にミャンマー戦を切り抜けました。これで、来年2月からのアジア1予選に出場する資格を獲得しました。
今回の挑戦は、中国男子サッカーにとってWカップへの9回目の旅でした。今まで8回もWカップの予選に参加してきたのに、本選に出場できたのは2002年の日韓Wカップだけでした。
前回のアジア杯での惨敗の責任を取って退陣した前監督に代わって、今年9月、セルビア人のブラデミール・ベドロヴィッチ氏を新監督に招聘しました。そして、現在、オリンピック代表の監督を務めるドゥイコビッチ氏が総監督となって、この二人が協力して、チームの指導に当たるという体制を整えました。
ブラデミール・ベドロビッチ監督は52歳。17歳のときからユーゴスラビア代表に選ばれ、1974年のドイツW杯、1982年のスペインW杯などに出場しています。指導者としては、21歳以下の旧ユーゴスラビア代表を率いて、2002年ヨーロッパユース選手権で準優勝という実績があります。そして2004年から2006年まで、中国のプロサッカーリーグ、スーパーリーグの大連實徳チームを率いて、2005年シーズンの優勝を果たしました。
ベドロビッチ監督は、現在の中国代表について、「中国サッカーがこれまで、決していい成績でないことの責任は、自分達自身にあるんだということの自覚は、すでにメンバー全員が共有している。今、彼らは自分たちのサッカーによって、中国サッカーを救いたいと考えている。選手たちの動きは、非常に積極的になっている」と話しました。
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