体操は古代オリンピックの種目のひとつでした。その頃、ロープ登りや棒高跳など陸上競技の種目もありましたが、現在では「体操競技 Artistic」「新体操 Rhythmic」「トランポリン Trampoline」の3種別に分けて競技を行っています。
体操競技の種目は、男子がゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6つ。女子は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの4つです。これに加え、男子6種目、女子4種目の合計点で競う個人総合、チームで競い合う団体があります。オリンピックでは1996年のアトランタ大会を最後に規定演技が廃止され、自由演技だけで競技されています。オリンピックの体操競技に女子が参加したのは、エキジビションではありますが1928年のアムステルダム大会からです。
新体操がオリンピックで行われるようになったのは、1984年のロサンゼルス大会からのことです。また、5名で行う団体は、1996年のアトランタ大会が最初です。新体操は、ロープ、フープ、ボール、クラブ、リボンの道具を使って競技を行います。
トランポリンは、2000年のシドニー大会から体操の新しい種別として競技されるようになりました。
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