2日付けの毎日新聞によると、抗日戦争中、中国・山西省に駐屯した旧日本軍による性暴力をテーマとした、中国のドキュメンタリー映画「ガイサンシー(蓋山西)とその姉妹たち」(81分)の「関西完成記念上映会」が3、4日、宝塚、大阪市内で開かれるという。9年がかりで日中関係者の証言を集めた班忠義監督のトークショーもある。
「蓋山西」は、「山西省一の美人」の意味。容姿端麗の中国人女性で旧日本軍に監禁、性被害を受けたとされる侯冬娥さん(故人)の生涯をたどり、同じ被害に遭った女性たちをインタビューし、埋もれた歴史を記録した。一方では「従軍慰安婦はなかった」とする旧日本兵の証言も収録。歴史認識の相違を観客に問いかけている。
上映会は、3日が宝塚市売布2の「ピピアめふ和風ホール」で午後2時15分から。4日が大阪市西区北堀江4の「西区民センター」で午前11時半から。各2回の上映で、間に班監督のトークショーを挟むという。
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