12日付けの毎日新聞によると、中国の文豪、魯迅の人物像を紹介する「魯迅展」が、仙台市青葉区の市博物館で28日まで開かれているという。魯迅の生涯をたどるビデオ上映や仙台留学時代を紹介する貴重な資料や写真など約120点が年代順に並ぶ。入場無料。
中国で国宝に指定されている「解剖学ノート」の複製も展示。魯迅が1904年9月から1906年3月まで「仙台医学専門学校」(現・東北大医学部)で留学していた頃のノートで、小説「藤野先生」のモデルになった藤野厳九郎教授が、赤ペンで添削した跡がページを埋めつくしている。
ノートに見入っていた同市泉区の獣医、富塚清さん(66)は「一人の生徒にここまで丁寧に指導するなんて、素晴らしい先生だったんだね」と感想を述べた。
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