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映画:抗日戦争当時、旧日本軍の性暴力と被害 東京で17日上映会
   2007-02-12 14:14:49    cri
 12日付けの毎日新聞によると、抗日戦争当時の中国・山西省に駐屯した旧日本軍による現地女性に対する性暴力とその被害について10年の歳月をかけて証言を集めた長編ドキュメンタリー映画「ガイサンシーとその姉妹たち」(班忠義監督)が完成したという。完成披露上映会と記念シンポジウムが17日、千代田区神田駿河台3の全電通ホールで開かれる。班監督は「彼女たちの不幸な戦争体験をヤミに葬ってはいけない。歴史として記録したかった」と話している。

 題名のガイサンシーとは、山西省一の美人「蓋山西」という中国語に由来する。美ぼうの持ち主で心優しかった実在の人物・侯冬娥さん(73歳で死去)に付けられた呼び名であり、映画は侯さんと同じような境遇に置かれた"姉妹たち"を追っている。

 監督の班さん(48)は中国遼寧省の出身。87年に来日。上智大大学院を修了後、中国残留婦人問題に取り組む一方、ノンフィクションによる作家活動もしてきた。

 映画づくりは95年8月、被害女性たちを班さんが訪ねて説得し、被害を受けた4人の女性たちが自らの過去と向き合い、体験を語る証言集めからスタートした。その後、班さんは彼女たちとかかわった日本軍元兵士たちを探し出す行脚も日本各地で続け、完成にこぎ着けた。

 班さんは「平和を作り出すためには、被害女性たちの記録もしっかりと歴史に刻みつけておかねばならない。そうでなければ、将来に禍根を残すことになる。彼女たちの言葉から、私たちが歴史や戦争にどう向き合うべきなのかを考えてほしい。上映会に足を運んで下さい。」と呼びかけている。

 上映時間は80分。当日は午後1時半、同3時20分、同6時半からの3回上映。同5時10分から班監督、同映画に出演している元日本兵、映像ジャーナリスト・熊谷博子さんの3人をパネリストとする記念シンポ(60分)がある。

 映画とシンポの当日券は2500円(映画のみは1800円)。問い合わせは製作・配給元のシグロ(03・5343・3101)。

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