中国青少年研究センターは28日、「中日韓米4カ国の高校生に対する生活意識比較研究」を発表した。この調査は同センターおよび日本青少年研究所、韓国青少年開発院、米国の社会調査会社が共同で実施したもの。4カ国計156校の高校生7304人に対し、約1年をかけて調査を行った。中国では北京、上海、広州、四川、陝西、黒竜江など6省・市における72校の高校生(中等専門学校生を含む)3240人が調査対象となった。
調査結果によると、子供に対する親の期待は4カ国とも高く、うち母親の方が父親よりもより期待する傾向が見られた。また、「子供の教育に非常に熱心」なのは、父親では米国の高校生の父親が61.4%と最も多く、日本の父親がそれに続いた。中国の父親は最も少なく、55.8%だった。母親では日本の母親が85.9%で最も多く、中国は67.4%で最も少なかった。
これに対し、家庭生活に対する満足度においては、約9割(87.3%)の中国の高校生が「満足している」と答え、その次が米国で83.1%、日本は最も少ない79.4%だった。
このような結果について、中国青少年研究センターの孫雲暁副主任は次のように述べる。
「子供の教育に対する熱心さ」というのは(この調査の場合)、両親が日常生活の中で子供の教育に参加する割合を子供の立場から判定したものだ。日韓米の3カ国の両親は子供の教育の中で民主制を重んじ、子供の遊びにも付き合い、積極的に会話をしたりする。これに対し中国の両親はいつも仕事や個人的な事務が忙しく、子供をおろそかにしているため、中国の高校生から見た両親の教育に対する熱心さが他の3カ国よりも低くなっていると思われる。(編集SN)
「人民網日本語版」
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