Q:夏が駆け足で過ぎ去り、いよいよ秋の出番です。味覚の季節です。北京には、何か秋の味覚がありますか?
A:北京の秋の味覚といえば、やはり果物だと思います。特に今、北京ではブドウが美味しいです。北京の郊外にはブドウ畑があって、今出荷の季節を迎えています。主な品種は「メイグイホン」と言って、直訳すると「バラの赤」という意味です。あと、日本でもお馴染みの巨峰も採れます。そして、新疆ウイグル自治区からは「ヨーネーズウ」というブドウも出荷されています。「ヨーネーズウ」というのは、「羊の乳」の意味です。そのブドウの形は、丸じゃなくて、細長く、羊の乳に似ていることから、そういう名前がついたのです。色はマスカット色です。
このほか、ザクロ、ナツメ、柿、栗なども美味しいです。果物のほかには、カニですね。上海や青島などの沿海都市では、これからカニの季節で、北京の市場にもどんどん出てくるでしょう。
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