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中国で女優に挑戦ー大塚忍さん(女優・モデル)
   2006-07-17 09:59:51    cri
 05年、香港のファンケル化粧品のイメージキャラクターをつとめている大塚忍さんは中国本土を拠点として活躍している日本人女性である。Ray、Oggiなど日系に加えて、中国現地のファッション誌モデルにも多数の実績があり、最近では中国映画界、と次々と積極的に活動の場を広げている。

 「北京は映画、音楽など文化色の強い街、だから北京にいくことにしました」。幼い頃から中国の街角風景をぼんやり夢にみていたという。短大時代は東京でTVCM、ドラマの仕事をしていた。ある日、旅行雑誌を開いて思い立った10日間ほどのモンゴル旅行が自分の人生を見つめなおすきっかけになった。アジアが身近になった。アジアの映画では特に中国映画にひかれたという。好きな作品は多々あるが「北京バイオリン」や「宋家の三姉妹」。あこがれる女優は年齢を重ねて益々素敵になっていくマギー・チャン。

 留学を決めたとき、両親も少なくとも中国語を学んでくるだろう、と賛成をしてくれた。北京での最初の留学先は北京電影学院。半年の語学研修を受けたのち、監督と演技の双方が学べる中央戯劇学院の導表系のコースに進んだ。「授業は大変でした。でも中国人のクラスメイトたちが皆、親切で助けてくれたんです」。朝から夜中まで授業が続くことも日常的。外国語による授業でプレッシャーも大きい。風邪をひいたときはクラスメイトが薬や食事を運んでくれた。学外の活動にも忙しかった彼女は、一度、先生に実演の配役を代えられそうになったことがあった。クラスメイトが間に入ってくれた。公平にテストを受けることになり、無事に配役を続けることができた。留学生時代の話をしているとき、大塚さんは始終にこやかであった。「中国人の友達は多いですね」という。今も四川省の女の子と北京のマンションでルームシェアーをしている。

 卒業前からファッション誌のモデルの仕事が多々、舞い込んできた。香港ファンケルのTVCMは香港の事務所経由で入ってきた話である。中国大陸の事務所に所属すると海外からの仕事は入りにくい。でも台湾、香港の事務所だと中華圏全体に仕事の枠が広がる可能性が高い。日本のように東京一極の土地柄と違い、中華圏は香港、台湾、上海、北京と多極化している。突然、人づてで知らない相手から仕事の電話がかかってくることもある。「自分で電話を受けて、面談に行くことも多いですよ。ええ、電話の会話は中国語です」。

 当面の目標は女優としての活躍の場を広げることだという。「日本でも、アメリカでもチャンスがあればどこへでも飛びます」。モデルとしての彼女の写真を見ると、凛として孤高な印象を与えるが、実際にお会いすればどんな環境にも溶け込みそうなソフトな柔軟性を感じることができる。大塚さんのもつしなやかな強さは今後も活躍の場を広げるであろう。(文責:日中メディア研究会 森岡正樹)

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