中華文物交流協会、東京国立博物館、日中友好協会、朝日新聞社による特別展「遣唐使と唐の美術」は東京上野国立博物館で開幕しました。
中国の王毅日本駐在大使、日中友好協会の平山郁夫会長、中国文物局の彭常新主任らが開幕式に出席し、テープカッドを行いました。
7世紀から9世紀の終わり頃まで、東アジアでもっとも進んだ国であった唐の諸制度や文化を学ぶため、前後10数回にわたって派遣された遣唐使の一員と見られる人物の墓誌が、中国の西安で新たに発見され、大きな話題を集めました。8世紀前半に中国へ渡り、唐の都・長安で唐王朝につかえ、将来を嘱望されながら現地で亡くなった井真成の墓誌です。
今回の展覧会では、この井真成の墓誌を核として、7ー8世紀に日本からの遣唐使がその目で実見したであろう唐文化の精華といえる品々を、遣唐使関連の日本伝来の遺品とともに展示します。遣唐使が目指し、古代日本が範とした唐文化の素晴らしさを改めて見られます。中日文化交流の原点に迫ります。
会期: 平成17年7月20日ーー9月11日
会場: 東京国立博物館 平成館
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