中国江蘇省連雲港市投資セミナーが6月21日、東京で開催されました。この中日両国のマスコミや中国への投資に関心を持つ日本の方が参加しました。席上、連雲港市の関係責任者が連雲港市を紹介しましたことをまとめて見ました。
連雲港市は中国江蘇省の北東に位置し、総面積は7500平方キロで、人口は470万人です。19844年に国から指定された最初の14の沿海開放都市のひとつであり、アジアとヨーロッパを結ぶ大鉄道ー新ユーラシア・ランド・ブリッジの東部ターミナルであり、中国の優秀観光都市でもあります。
連雲港市と日本との行き来は歴史が長く、約2000年前に、中国の秦の時代に徐福はここ連雲港を出発し日本に渡り、また現在、日本の堺市、佐賀市とは友好姉妹都市関係にあります。サントリー、三菱商事、伊藤忠、アマダ、昭和電工、味の素などの企業は進出しています。
連雲港市の特徴は以下のようです。
一、連雲港市は新ユーラシア・ランド・ブリッジの東部都市として、東西海運陸運の重要センターで、全長1万900キロの鉄道は連雲港市をオランダのロッテルダムと結んでいます。二、中国最初の沿海開放都市としての連雲港市は現在、80余りの国や地域から2000社を超える外資系プロジェクトを受け入れています。近年、日本からの投資も着実に伸びています。
三、江蘇省唯一の港町としての連雲港市には、1万トン、5万トン、10万トン及び第5代のコンテナバースを34擁し、貨物の年間取扱量は5000万トンとなっています。
四、連雲港市は中国優秀観光都市で、毎年数多くの国内外の観光客が訪れています。海水浴場、東海温泉、海州古城、そして6000年余りの歴史を持つ将軍の壁画などがあります。五、連雲港市は「中国水晶の都」としてもその名が良く知られています。シリコン鉱産物資源の埋蔵量は6億トンと推測されています。
連雲港市は豊かな資源と交通の便利さなどに恵まれています。
一、連雲港市の港は中国十大港の一つで、また、アジアヨーロッパ間の重要な陸海の中継港です。日本の長崎までは539海里、大阪までは825海里しかありません。高速道路ができた今日、青島までは2時間、上海までは5時間で到着することができます。このほか、北京、上海、広州、深センなどの都市への航空便もあります。
二、豊かな土地資源とエネルギー資源を擁しています。
三、連雲港市は発展中の新興工業都市で、現在化学工業、医薬、食品、紡績、建築材料、機械電気等の工業が形成されつつあります。
四、コストが安く、強い競争力を持っています。人件費は日本の十分の一程度です。
五、日本までのコンテナ定期便は週に5回あり、東京、横浜、大阪、神戸、名古屋、博多、門司などの港に直接通じています。
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